仕事が終わった後の強烈な空腹感の理由:その正体はDNAに刻まれた食欲・・

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仕事が終わると一気にお腹が空きませんか?

仕事中は意識していなくてもかなり緊張感を感じています。緊張感は交感神経を働かせますが、仕事が終わって緊張から解放されると同時に、交感神経の働きが低下し、今度は副交感神経が活発に働きだします。この副交感神経の働きが食欲のメカニズムです。

副交感神経は、リラックス神経とも呼ばれるように、精神的に開放感や安心感を与える神経ですが、食欲は副交感神経と密接にリンクしています。これは、本能的なもので、原始時代から人間は食事を安全な場所で食べていたので、安心=食欲という関係が本能やDNAに刻まれているのです。

実際に、フードファイターやお相撲さんなど、たくさん食べることが必要な人は、胃を膨らませるテクニックとして、リラックスすることが大切だと言います。

つまり、仕事が終わってお腹か一気に空くのはわたしたちのDNAの働きから考えると当然なのです。

問題は、仕事が終わるのが、時間的に遅くなってしまうケースです。

深夜は、ただでさえ太りやすい要因が一杯です。脂肪を作るBMAL1(ビーマルワン)という細胞内物質があるのですが、BMAL1(ビーマルワン)は深夜にかけて上昇します。

また、食べ物が胃に入ったまま寝てしまえば、インシュリンという脂肪合成ホルモンの働きにより、食べたものの大部分が脂肪に変わってしまいます。

朝方の生活と、夜型の生活では、1日の消費カロリーの点でも夜型生活の方が、消費カロリーが少なくなるというデータもあります。

寝る時間が遅いと成長ホルモンのゴールデンタイムである10時から2時の間に熟睡することも難しいので、成長ホルモンの新陳代謝や脂肪燃焼効果も低くなります。

残念ながら、あらゆる科学的データが、夜型は太る、夜遅い食事は太る、という事実を証明してしまっています。

そのため、夜遅い時間に食べる場合、特に注意するべきは、脂肪をためない食べかたです。脂肪をためないためには、摂取カロリーを減らすのはもちろんですが、脂肪合成ホルモンであるインシュリンを分泌させないことが最も大切です。

具体的には、食事をしっかり咀嚼して、ゆっくり食べることで血糖値の上昇を抑えるとともに、消化をよくすることで、寝る前に胃に食べ物を残さないことです。

食べ物は、低脂肪はもちろんですが、たんぱく質も控えた方がベターです。たんぱく質は消化に4時間前後の時間がかかるので、どうやっても睡眠時までの消化することが難しいからです。食べた後は、軽い運動を行うと、さらに脂肪の合成を防ぐことができますよ。

まとめ・・・

仕事が終わった後の強烈な空腹感は、自律神経のリズムによって発生します。緊張から解放された時のリラックス感が、副交感神経を活発化して、食欲中枢を強烈に刺激します。

ところが深夜になればなるほど、様々なホルモンの影響で、どうしても太りやすい条件が増えてきます。脂肪が蓄積されやすくなり、脂肪燃焼の効率が下がります。深夜食では、まず脂肪を溜めないための工夫が大切になります。その方法は咀嚼、消化の良い食事、食後の運動などです。