代謝活動と脂肪蓄積のメカニズム:肥満はコップの水のようなもの?

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■コップの水の話

わたしたちの代謝と脂肪の仕組みは、コップの水のようなものです。コップに水を注いでも、コップの水が満杯になるまでは、水はあふれません。

ところが水が一杯になると、注いだ分だけあふれるようになります。

脂肪も同じで、代謝が脂肪燃焼を上回っている状態であれば食べても太らず、仮に太ってもすぐ体重を落とすことが可能です。

代謝は20歳をピークに下がり始めますが、少し下がったくらいでは、まだ脂肪を燃やす余裕があります。ところが30歳くらいで、代謝と脂肪の蓄積が同じくらいになり、脂肪の蓄積量が代謝を上回るようになります。

それまでは全く太らなかった人が、何をしても太るようになります。

わたしたちの毎日の食事でカロリーオーバーすると余ったカロリーが脂肪として蓄積されます。カロリーオーバーでなくても、脂肪分を食べると吸収された脂肪分は、そのまま体脂肪になってしまいます。

本来、人間の体のメカニズムから言うと、比較的簡単に脂肪は溜まるようになっています。

ところが、いちど溜まってしまった脂肪を落とすのは大変です。運動しても、最初にブドウ糖などの糖質が燃焼されます脂肪が燃焼され出すのは、糖質を燃焼仕切って、他に燃やすものが無くなってはじめて脂肪が燃え始めます。

そのため、有酸素運動しても、何時間も続けないとなかなか脂肪燃焼効果までは得られないと言われています。

■脂質代謝酵素

年齢が上がると、さらに脂肪が燃焼されにくくなりますが、その原因は脂質代謝酵素という体内酵素が減少するからです。脂質代謝酵素という物質は、皮下脂肪をエネルギーに変える働きがあります。脂質代謝酵素が不足することで、溜まった脂肪が運動しても、食事制限してもなかなかエネルギーに変わってくれないので脂肪が落ちにくくなってしまうのです。

まとめ・・・

急に太りやすくなって体質が変わってしまったと感じることがあります。多くの女性は30歳前後になると、この変化を感じるのですが、その原因は代謝活動の低下です。

代謝と肥満の関係はコップの水のようなもので、代謝がある程度落ちたところで急激に太るようになります。

それまでは放っておいても太らなかった人が、何をしても何を食べても太るようになります。脂肪の燃焼を妨げているのは脂質代謝酵素の不足です。体内酵素を充実させることで代謝を上げることができると言われています。