新陳代謝を低下させる3つのホルモン

夕食が夜遅くなればなるほど消化が大切になります。食事の消化時間は2時間から4時間、長ければ6時間と言われます。寝るまでにしっかり消化できていないと、寝ている間に消化された分はインシュリンというホルモンの働きにより脂肪として合成される可能性がとても高いからです。

わたしたちのカラダはホルモンにかなりコントロールされています。そのためにホルモンの働きをしっかり理解しておかないといくらがんばっても痩せなかったり、痩せるつもりの行動が太る原因になってしまいます。。

仕事などで夜遅くかえってお腹が空いていると、かなり食べ過ぎてしまいがちですが、これもホルモンが影響しています。レプチンという空腹を我慢するホルモンが減少しているからです。レプチンは意志のホルモンとも言われ、自分をコントロールするために必要なホルモンですが、夜の疲労状態になると、レプチンがうまく分泌されません。

反対に、レプチンと入れ替わるように、グレリンというホルモンが活発になります。グレリンは、空腹感を感じさせる、恐怖のホルモンです。

つまり、夜遅く、深夜に近づくほど、空腹感が必要以上に強くなって、それを我慢する意志が弱くなってしまうのです。

さらに、夜中に近いほどBMAL1(ビーマルワン)という遺伝子物質の活動が活発化します。BMAL1(ビーマルワン)は脂肪の合成を活発に行うので、深夜に近いほど、食べれば太りやすくなります。

ダイエットを考えると、いちばん大切なのがインシュリンという脂肪を合成するホルモンです。インシュリンが分泌されるのは、食後の血糖値の高いときと、夜寝る時に胃に食べ物が残っている時です。

極論をいえば、たとえ夜中に食べてもインシュリンが分泌されなければそれほど太ることはありません。インシュリンの分泌を減らすためには、食後の軽い運動が効果的です。そして、寝る前にしっかり食べ物を消化して、胃を空っぽにしておくことです。

胃を空っぽにして眠ることで睡眠中に脂肪が合成されません。かわりに成長ホルモンやグルコガンという脂肪分解ホルモンが、体脂肪を燃焼させて痩せさせてくれます。

夜型の生活は、どうしても太る要因が多くなってしまうのは事実ですが、特にインシュリンの分泌を抑えることを意識すれば、脂肪をつくる働き自体を抑制することができるので、寝る前には、必ず胃を空っぽにしておくことが大切なのです。

まとめ・・・

わたしたちのカラダはホルモンの支配下にあります。脂肪を合成する働きで最も強力なのはインシュリンというホルモンですが、食べものが消化されないまま寝てしまうと、インシュリンが大量分泌されてしまいます。

一方で、脂肪を分解したり燃焼させたりする成長ホルモンやグルコガンというホルモンもありますが、脂肪分解ホルモンは、やはり胃が空っぽになっていないとうまく分泌されません。そのため、夜遅い食事ほど消化が大切なのです。